西野朗監督が起こしたマイアミの奇跡は失敗だった理由は?ロシアW杯の戦い方

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西野朗 監督 マイアミの奇跡 失敗 ロシアワールドカップ 理由  画像

サッカー界の歴史に名前を残したと言えば西野朗監督によるアトランタオリンピックですよね。マイアミの奇跡と呼ばれたブラジル撃破は日本国民が感動の涙を流しました。実況アナウンサーの声は枯れブラジルサポーターは呆然とする姿が未だに脳裏に焼き付いています。しかしブラジルを撃破したマイアミの奇跡には大きな落とし穴がありました。グループリーグを突破出来なかった理由ロシアワールドカップでの戦い方について迫って見ましょう。

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マイアミの奇跡とは?

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『マイアミの奇跡』と呼ばれたサッカーの試合をご存知でしょうか?

アトランタオリンピックのグループステージで対戦した【日本 × ブラジル】が後にそう呼ばれて行きます。

ざっくりとした説明をすると超本気モードでオリンピック初の金メダルを狙いに行くブラジル代表を日本代表が少ないチャンスを物にし1-0で勝利してしまうという試合です。

ブラジルの迫力有る攻撃を次々とギリギリの所で守る日本の集中力はもの凄かったです。

最後の最後まで1点を守り抜いた日本はブラジル相手にまさかの勝利を収め国民が感動の涙を流していたのを覚えています。

そして当時のオリンピック代表監督の指揮を執っていた人物こそが今回ロシアワールドカップの新監督に抜擢された西野朗監督なのです。

マイアミの奇跡を動画で振り返る

では当時の様子と日本代表の活躍を動画で振り返って見ましょう。

実況アナウンサーは声を枯らして実況しておりブラジルサポーターはイライラからスタジアムに乱入し激闘だった様子が映像から見て分かります。

特にブラジルの攻撃には迫力があり決して調子が悪かったとは思えません。

本当にサッカーというスポーツは何が起きるか分かりません。

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マイアミの奇跡のスタメンとサブメンバー

マイアミの奇跡 西野朗 監督 失敗 理由 画像

しかし20年以上経過し記憶も薄れていきます。

どんなメンバーが居たのか?

当時のスタメンとサブメンバーを見て見ましょう。

日本代表
GK 1 川口能活
DF 13 松田直樹
DF 5 田中誠
DF 3 鈴木秀人
MF 17 路木龍次
MF 8 伊東輝悦
MF 6 服部年宏
MF 10 遠藤彰弘
MF 7 前園真聖
FW 14 中田英寿
FW 9 城彰二

控えメンバー
GK 18 下田崇
DF 2 白井博幸
DF 12 上村健一
MF 11 森岡茂
MF 4 廣長優志
MF 15 秋葉忠宏
FW 16 松原良香

後に日本初のワールドカップ出場に導く中田英寿選手や日本フル代表でも活躍する川口選手などの名前がありますね。

しかし中でもゴールを決めた伊東輝悦選手は2018年の現在でも現役を続けておりJ3のアスルクラロ沼津に所属しています。

続いてはブラジル代表を見て見ましょう。

ブラジル代表
GK 1 ジーダ
DF 2 ゼ・マリア
DF 3 アウダイール
DF 4 ロナウド
DF 6 ロベルト・カルロス
MF 5 フラビオ・コンセイソン
MF 8 アマラウ
MF 9 ジュニーニョ・パウリスタ
MF 10 リバウド
FW 7 ベベット
FW 11 サヴィオ

控えメンバー
GK 12 ダンルレイ
DF 14 アンドレ・ルイス・モレイラ
MF 13 ナルシーゾ・ドス・サントス
MF 15 ゼ・エリアス
MF 16 マルセリーニョ・パウリスタ
FW 17 ルイゾン
FW 18 ロナウジーニョ(ロナウド)

往年のサッカーファンならこのメンバーを見て日本はよく勝てたなと改めて思うでしょう。

当時のオリンピックブラジル代表は優勝候補の大本命と呼ばれオリンピック代表ながらフル代表にも名前を連ねるロベルト・カルロス、ジュニーニョ・パウリスタ、サヴィオ、ロナウドという選手が居ました。

更にはオーバーエイジ枠としてベベット、リバウド、アウダイールという豪華メンバーを要してガチで金メダルを取りに行ったです。

恐らく個人的には日本代表がこのブラジル代表に100回対戦しても1回勝てるかどうかも分からない程だったと思います。

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アトランタオリンピックは失敗だった

アトランタオリンピック マイアミの奇跡 西野朗 監督 画像

マイアミの奇跡を起こした日本代表を評価する声が多数上がる中でアトランタオリンピックの結果を見てみると意外な事に予選リーグ敗退という残念な結果に終わっています。

予選のグループリーグでブラジルを破った日本代表ですが続いてのナイジェリア戦に敗北し最終戦のハンガリー戦は辛うじての勝利で2勝1敗で終えます。

見方を変えれば優勝したナイジェリアには負けたけど3位のブラジルには勝ったので日本の実力派2位の銀メダルに相当するのかも知れませんが・・・。

その結果グループリーグは大混戦となり『ブラジル』『ナイジェリア』『日本』の3チームが2勝1敗の勝点6で並んでしまい得失点差でグループリーグ3位となり決勝トーナメント進出を逃しました。

とても珍しいケースでしたがブラジルに勝った時点で予想出来なかった訳ではありません。

ナイジェリア戦は2失点、ハンガリー戦も2失点とやはり守備の部分で世界との差を感じた大会となりました。

後に選手からも守備に関しては受け身になってしまったなどという意見が出ており監督を始め積極的なプレスを掛けられなかった事で失点を招いた事と攻撃陣へのサポートが足りて居なかった事が原因とも言われています。

たしかにブラジル戦の守備を見てもかなり受け身で人数を掛けて守っています。

ブラジル戦で失点しなかったのは日本のDF陣の守備が集中していたというのもありますがGKの川口選手に救われたというのが大きかったですね。

さすがの川口選手も毎回全てのシュートを止められる訳でもありませんのでやはり世界の強豪と戦うには積極的な守備というのが課題となるでしょう。

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ロシアW杯をどう戦うのか?

西野JAPAN 最終選考メンバー スタメン フォーメーション 画像

では今回ロシアワールドカップをどう戦うのか?

これまでの結果を見ても日本のグループリーグ突破はかなり厳しい!

というのが世間一般のサッカーファンの意見でしょう。

かと言っても絶望的かと言うと実はそうでも無い。

むしろ対戦国が決まった瞬間は一番可能生があるグループと思ったくらいですから!

可能生で言えば1勝1敗1分の勝点4で3割くらいの確率で突破も可能です。

それでも1位突破は大変難しいし得失点差で勝負もあるでしょう。

ではどうすればグループ突破出来るのか?

やはり何と言っても失点を少なくですね。

敗戦の時は最小失点で勝利の時は大量得点でが望ましいです。

しかしアトランタオリンピックの事を考えると出来ればそれは避けたい!

一番確実に突破出来る最小限のケースはこちらだと思います。

第1戦 対 コロンビア ● 0-1
第2戦 対 セネガル  △ 0-0
第3戦 対 ポーランド ○ 1-0

この形が理想ですね。

そして最終的に順位がこうなるのがベストです。

【グループリーグ】
1位 コロンビア 2勝0敗1分 勝点7
2位 日本    1勝1敗1分 勝点4
3位 ポーランド 1勝2敗   勝点3
4位 セネガル  0勝1敗2分 勝点2

その為には相手の結果次第という運要素もありますが可能生が0ではありません。

出来れば最終戦までもつれこんだ方が勝ちに行くプランだけに切り替えられるのでチームとしては集中しやすいです。

日本の現状から守り切るというのは難しい作戦なのでなんとか食らいついてギリギリで交わして予選グループ突破というのが本当の理想です。

まとめ

という事で西野監督のマイアミの奇跡からロシアワールドカップの戦い方について纏めて見ました。

初戦は喉から手が出るほど勝点が欲しいとこですが負けたとしても諦める必要は有りません。

むしろコロンビア戦に勝ってしまうと逆にプランが崩れてしまうかも知れません。

大事なのは最終的にグループ2位以内にいる事!

何が起きるか分からないのがワールドカップの楽しみでもあるので4年に1度の祭典を楽しみましょう。

以上参考にしてみて下さい。

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