
2017年の今年も春一番が吹き荒れ全国各地で強風に見舞われています。でもふと思ったらなんで「春一番」って言うんだろ?頭に出てくるのはアントニオ猪木のモノマネ芸人です(笑)子供たちに聞かれたら「春一番」の意味答えられますか?名前の由来言えますか?どうして風が急に強くなるの?きちんと理由も覚えておく必要がありますね。今日はそんな春一番に迫って行きたいと思います。
春一番とは?
春一番で検索すると真っ先に出てくるのが芸人です。(笑)
いや~本当に凄いですね。思わず笑ってしまいました。
では気を取り直して春一番とは何なんでしょうか?
春一番は冬から春へと移り変わる時期に発生する南風です。
時期はだいたい2~3月頃となっており風速が8m以上の事を言うそうです。
まぁこの辺は知っている人も多いのでは無いでしょうか?
しかし強風って物が飛んできたり建物が壊れたり危険ですよね。
外に出る際は気を付けて下さい。
ちなみに同類語で「木枯らし」というのがありますがこちらは秋から冬にかけて吹く風の事です。
春一番同様で10~11月ころに発生する風速8m以上の強風を木枯らしと言うそうです。
覚えていくと便利そうですね。
しかし春一番が吹き荒れると花粉症が一段と辛くなる季節になった事を実感しますね。
マスクが手放せません(笑)
名前の由来?
調べて見ると春一番には歴史がありました。
過去に起こった漁船事故が名前の由来となっており1859年まで遡ります。
気象庁は「春一番」の語源について、石川県能登地方や三重県志摩地方以西で昔から用いられたという例を挙げ、諸説があるとしつつ、安政6年2月13日(1859年3月17日)、長崎県壱岐郡郷ノ浦町(現・壱岐市)の漁師が出漁中、おりからの強風によって船が転覆し、53人の死者を出して以降、漁師らがこの強い南風を「春一」または「春一番」と呼ぶようになったと紹介している。一方、長崎県では、この事件以前から郷ノ浦町で「春一」と呼ばれていたものが、事件をきっかけに広く知られるようになったとしている。この故事により、1987年に郷ノ浦港近くの元居公園内に「春一番の塔」が建てられている。
引用元:Wikipedia
ちなみに芸人の春一番さんも本名である春花直樹(はるはな なおき)という名前をモチーフして春一番の様にお笑い界でも熱い風を吹かせるという意味合いで付けられたそうです。
風が強くなる理由?
ではどうして春一番や木枯らしみたいに強く風が吹き荒れるのでしょうか?
先ずは2月17日の天気図を見てみましょう。
天気図を見て貰うと分りますが基本的に風というのは高気圧から低気圧に向かって吹いています。
これは空気の重さが原因となっており空気の比重が違いからこそ風が吹くんです。
高気圧(重い) > 低気圧(軽い)
知って置くと便利そうですね。
過去10年に発表された春一番(関東)
では過去10年間で発生した春一番について振り返って見ましょう。
2007年 – 2月14日
2008年 – 2月23日
2009年 – 2月13日
2010年 – 2月25日
2011年 – 2月25日
2012年 – 発生せず
2013年 – 3月1日
2014年 – 3月18日
2015年 – 発生せず
2016年 – 2月14日
意外な結果が分りました!
なんと2012年と2015年は観測が確認されていません。
1951年以降の調べでも観測されていないのはわずか10回ほどです。
そして観測史上最も早かったのが1988年(昭和63年)の2月5日
最も遅かったのが1972年(昭和47年)3月20日となっています。
過去のデータを見ても今年は平年並みという事でしょうかね。
まとめ
いよいよ寒さも和らぎこれから徐々に温かくなって行きます。
嬉しい春の訪れですが花粉症に悩まされる時期にもなりますので皆さんもご注意下さい。
そして子供たちに『春一番って何?』と聞かれたらドヤ顔で2~3月頃に春の訪れを知らせを吹き荒れる強風の事だと説明してあげて下さいね。
以上参考にしてみて下さい。