
北朝鮮の前最高指導者として活動してきた金正日(キムジョンイル)総書記の長男である金正男(キムジョンナム)がマレーシアのクアラルンプールの空港で殺害されたと報道が流れました。そしてどうやら殺害は暗殺であり北朝鮮のスパイにより殺害されたという情報も流れています。一体北朝鮮では何が起こっているのでしょうか?そしてキ金一家の兄弟構成と家系図から見る暗殺の真意とは?情報社会の中で知られざる国北朝鮮の現状と現最高指導者である金正恩(キムジョンウン)について簡単に分りやすく迫っていきたいと思います。
北朝鮮の最高指導者とは?
出典:Wikipedia
『北朝鮮民主主義人民共和国』誰しもが小学生の頃に早口言葉で練習したであろう国です。
そして本当に民主主義なの?と疑いたくもなりますよね。
実は北朝鮮は民主主義の国である事はあくまでも建前上であって本音は独裁国家という事です。
実際多くの国が独裁国家であるイメージがありますので本音が見えてますね。
その独裁国家の中で一番権力が強いとされているのが最高指導者という立場です。
『最高指導者=金一家』という事ですね。
実は北朝鮮には朴 奉珠(パク・ポンジュ)という首相がいます。
しかし序列的には4番目の位置になってしまいます。
社長 > 部長 > 課長 > 係長 > 主任 > 平社員
サラリーマンで言うとイメージ的にはこんな感じですかね?
まぁそれにしても最高指導者という立場は独自国家を貫く組織の頂点ですから影響力たるものは凄まじいと思います。
日本では考えられない事なんでしょうね。
ではそんな金正恩を含めた家系図を見ていきましょう。
金一家の家系図
金正恩(キム・ジョンウン)の父で前最高指導者の金正日(キムジョンイル)には実は7人の子供がいるって知っていましたか?
三男四女というビッグダディだったんです。
少子化の日本とは違いますね。
しかしなんと妻が5人います!
挑戦では一夫多妻制なんですかね?
それとも子孫を残す為に許された権力なんでしょうか?
ともかく正式な妻とされている金英淑(キムヨンスク)は3番目の妻でありその間には娘が二人います。
政治的な関与はあまり無く4番目の妻との間に生まれた金正恩が実権を引き受けたという事です。
全て一覧で見てみるとこんな感じです。
洪一茜(最初の妻)
金恵敬(長女)
成恵琳(二番目の妻)
金正男(長男)
金英淑(三番目の妻であり正式な妻)
金雪松(次女)
金英順(三女)
高英姫(四番目の妻、在日朝鮮人)
金正哲(次男)
金正恩(三男)
金与正(四女)
金玉(五番目の妻)引用元:Wikipedia
でも不思議なのがどうして長男でも次男でも無く三男が後継ぎをしたのでしょうか?
そこには意外な理由がありました。
暗殺の真意や次男の存在とは?
まず今回暗殺された長男の金正男は複雑な家庭環境にあり2番目の妻である成恵琳との略奪愛の末にできた子という事なんです。
その為、公の場でもあまり姿が目撃されていないという存在でした。
しかも金正男は北朝鮮の政治に対し否定的な考えも持っているという事で殺害されたのでは無いかという見方が強まっています。
噂では韓国に亡命しようとしていた可能性もあったそうです。
いや~もし本当であれば義理の兄弟を巻き込んだ北朝鮮の政治は恐ろしいですね。
では次男が後継ぎしない理由は何なのでしょうか?
それは意外な答えがありました。
『政治に興味が無い』
まさかのやりたくない発言でした。(笑)
という事で三男である金正恩が現在の北朝鮮を支配しています。
まとめ
今回暗殺された背景には北朝鮮の金一家による複雑な事情がありそうです。
そうまるで現代版の北斗の拳では無いでしょうか?
今後も北朝鮮の動向には注意して行きたいですね。
以上最後まで見て頂き有り難う御座いました。