サッカーにはリーグ戦とトーナメント戦がありそれぞれの戦い方や戦略が変わってきます。
今日はワールドカップを参考にしてリーグ戦とトーナメント戦の違いについて説明して行きます。ワールドカップなどの大きな国際大会になると出場国が32カ国あり4チーム毎に8グループに分かれます。そして各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進める事が出来るのです。
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リーグ戦の戦い方の特徴として引き分け狙いというのがあります。引き分けは互いに勝ち点が貰えるので同グループ内の試合状況によっては優位に進める事が出来ます。特に 勝つことが難しいと予想される強豪国との対戦では引き分け狙いで勝ち点を稼ぐ と言う方法もあります。
4チームで競い合うリーグ戦では上位2チームに如何にして残れるかを計算しながら戦う戦略であり時には1勝2分けなどと言った試合運びで決勝トーナメントを目指すチームなどもあったりします。特に試合終盤まで拮抗した状態になるとこのまま0-0の引き分けでもOKという風に無理にリスクを負わない戦術になったりもします。
リーグ戦での引き分けというのは両チームに勝ち点1ずつが加算されます。勝利すると勝ち点は3、敗北すると勝ち点は0です。勝利と敗北では相手チームと勝ち点に差が付きますが引き分けだと対戦相手とは差が広がらないのです。つまり 強豪国との試合では引き分けは勝ちに等しい 印象になります。
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4チームのグループリーグであれば3試合中2勝すればほとんどが決勝トーナメントへ進出できるのですが、ごく稀に2勝1敗という成績でも突破出来ないケースがあります。それは1996年のアトランタ五輪でのオリンピック日本代表でした。グループリーグ戦でブラジルとハンガリーに勝利した日本代表でしたが同グループでブラジルとナイジェリアと共に2勝1敗で並び得失点差で3位になってしまうという珍しい悲劇が起きました。
トーナメント戦とリーグ戦と異なり1発勝負の負けたら終わりの短期決戦です。如何に対戦相手より優位に試合を進められるかが重要となり調子の良い選手ほど試合で活躍できますね。良くシンデレラボーイ(ガール)やラッキーボーイなどと呼ばれ短期間のトーナメント戦では際立って成長が見えますね。又、リーグ戦とは違い引き分けというのがありませんので90分の試合で決着が付かなければ30分の延長戦、更にそこでも決着が付かなければPK戦になるのです。PK戦まで行くと疲労がかなり溜まりますので勝利しても次回の試合に万全のコンデションで望めなくなってしまうのです。
という訳でリーグ戦とトーナメント戦では戦術や戦略が変わってきます。
フォーメーションや選手のコンディションなどを最大限に活用しチーム力を高めたチームが優勝に近づくという事です。必ずしも強いチームが勝つ訳ではありませんのでそこがサッカーの面白いとこですね。
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