
サッカーアルゼンチン代表と言えばかつて英雄とまで言われたサッカー選手のマラドーナで有名でしょう。現在は天才と呼ばれるメッシ選手がスペインのバルセロナでプレーしていますがワールドカップ南米最終予選ではかなり苦戦を強いられています。ではなぜアルゼンチンが勝てないのか?その紐を解いていくとアルゼンチンのサッカーの歴史が見えて来ました。果たして今後巻き返しは可能なのか?迫ってみたいと思います。アルゼンチンが南米最終予選で勝てない理由とは何なのか?
アルゼンチンが勝てない3つの理由
出典:Twitter
先ずはアルゼンチンが苦戦しているロシアワールドカップ南米最終予選のデータを見てみましょう。
【アルゼンチン代表】
6勝4敗4分け(5位)
得点:15(グループ8位)
失点:14(グループ2位)
※2017年3月30日現在
同じグループで首位を走るライバルのブラジルが14試合で33得点を挙げている事からアルゼンチンが如何に得点不足なのが分かりますね。
得点を取れないアルゼンチンが守備でなんとか踏ん張っているという事になります。
ここからはどうしてアルゼンチンが南米予選で苦戦し勝てなくなっているのかを少し分析して見たいと思います。
①世代交代
現在のアルゼンチン代表を見ても主力選手が年齢的にピークを迎えているかなと思います。
アグエロ 28歳
イグアイン 29歳
ディ・マリア 29歳
メッシ 29歳
ですが若手の有望株が不在でアルゼンチンがこれから先に待ち受けているのは厳しい状態です。
それが分かるデータがこちらです。
【U-20ワールドカップ】
2007年 優勝
2009年 予選敗退
2011年 ベスト8
2013年 予選敗退
2015年 グループリーグ敗退
2007年の優勝以来20歳以下のワールドカップで結果を残せていないのが現状です。
そして2007年に優勝した際のメンバーが今のアルゼンチン代表の主力メンバーであるアグエロやディ・マリアだったのです。
ですからこれから訪れる世代交代が大きな課題とも言えるでしょう。
世代交代が上手く行かないからこそ今のアルゼンチン代表が低迷している理由の一つかも知れません。
②アルゼンチンのサッカー協会
そしてこちらも大きな問題となったアルゼンチンサッカー協会の不正疑惑や資金不足が影響していると思います。
事の発端は2016年に開催されたコパ・アメリカという南米大陸の国際大会でメッシを始めとする主力選手が協会に対し不満を持ち上げた事から始まりました。
メッシらは協会の対応に不服を感じ代表引退を発表しアルゼンチン代表のユニフォームを脱いでしまったのです。
その後FIFAの調査によりアルゼンチンサッカー協会の内部不正が発覚した事で現在人事を立て直し何とかメッシらの復帰までこぎ着けましたが一度失った信頼は直ぐに戻らないのが現状です。
まだまだアルゼンチン代表には協会との信用回復に時間が掛かりそうな問題となるでしょう。
③メッシの起用方法
もはやプレーを見ればメッシの凄さというのは一目瞭然で正にワールドクラスに相応しいパフォーマンスを見せてくれます。
所属しているクラブチームでも結果を残し続けるメッシとアルゼンチン代表で結果を残せないメッシはいったい何が違うのか?
簡単に言うとメッシがクラブチームで活躍出来ているのはおそらく周りから活かされているからでしょう。
しかしアルゼンチン代表では逆にメッシが周りの選手を活かしきれてないという事です。
周りの選手のサポートがあって輝くメッシと自ら輝いて周囲がサポート出来ないメッシという形で微妙にプレーに相違が生じ機能していないと思います。
これから先どう言った戦術で勝ち抜くのか再度考えないと行けないかも知れませんね。
ロシアW杯は絶望?
アルゼンチンは現在5位でありW杯自力出場となる4位以内を確保出来ていません。
更にメッシがチリ戦で暴言を吐いたという事であと3試合を出場停止処分が下されておりかなり厳しい状況に追い込まれてしまいました。
残り4試合で勝利し続け何とか4位以内を確保したい所ですが次節のウルグアイ戦(アウェー)が今後の予選のカギを握りそうです。
南米予選は次節が8月31日という事で時間がありますのでそれまでに選手一眼となりチーム力を高めて行きたい所ですね。
果たしてこの期間が吉と出るのか?凶と出るのか?
楽しみになって来ました。
まとめ
サッカーというのは11人で意思疎通を図りチームの力が試されるスポーツです。
これからのアルゼンチンサッカーがどういう風に変化を見せるのかとても気になりますね。
以上参考にしてみて下さい。